北川原 温
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ある特定の素材(技術)から建築・家具を創造していくことは非常に興味深い。 今回は、高岡の伝統技術である鋳造に現代的なデザインを融合させたテーブルを試みた。鋳造によるクラフトの特徴として、自由自在な形態生成もさることながら、洗練された技術による仕上げによって浮かび上がる独特の表情が印象的である。様々なシチュエーションに応じてスタイルを変容させることができる二種類のテーブルは、クラフトの美しさによって異質な存在感を漂わせる。今回の試みによって、鋳造による新たな表現の可能性を実感することができた。 Molex(テーブル脚)/H800(mm) |
F2(テーブル脚)/W1450×D1450×H300(mm) | |